介護の現場を取材した「あたたかレポート」。施設独自の取り組みや介護への思いなどをご紹介します。

 

社会福祉法人千賀の浦福祉会 特別養護老人ホーム 多賀城苑様(宮城県多賀城市)

杜の都・仙台市からもほど近い多賀城市に立地する「社会福祉法人千賀の浦福祉会特別養護老人ホーム多賀城苑」。

特別養護老人ホームのほか、ショートステイ、デイサービス、居宅介護支援事業所、地域包括支援センターも併設。施設を運営する法人は、多賀城市や隣接する塩竈市、松島町、七ヶ浜町、利府町の有識者が立ち上がって設立されたこともあり、地域に密着し、地域の方々のニーズへきめ細かに応えるサービスを長年にわたって提供してきた実績があります。

施設での介護が必要になっても、毎日の生活を心から楽しんでほしい

多賀城苑の施設内に入ると、床・壁面や調度品などに木が多く使われていて、温もりのある落ち着いた雰囲気。特にご利用者様が日常生活を送る居室の入り口は、障子戸がしつらえられ、和風のインテリアとなっています。これは、ご利用者様がリラックスして施設での生活を楽しんでいただくための配慮のひとつといえるでしょう。

また、多賀城苑では、「利用者本位のサービス」を運営の柱のひとつとして掲げ、一人ひとりのニーズに応える個別対応にも注力されています。具体的には、「電車に乗って外出したい」、「自宅近くのお店に行って昼食を楽しみたい」、「プロ野球の試合を観戦したい」といったご利用者様のご要望をできる限り実現しているそうです。そのために、職員さんはマンツーマンで付き添わねばならず、運営上の負担・ご苦労は並大抵ではありません。たとえ介護が必要になっても、毎日の生活を楽しんでいただきたいという施設の想いがうかがえます。

毎週1回マグロの刺身を提供するなど、地産地消の取り組みが大好評

ご利用者様の施設での生活をより楽しく充実したものにするために、何より大切なもののひとつが「食」。多賀城苑では、食事サービスでも独自のこだわりを見せます。毎日の食事は、栄養士による栄養管理のもと、施設内の厨房で調理され、できたての状態で提供。とても美味しいとご利用者様の間でも好評です。

さらに塩竈市にある系列施設では、ユニークな取り組みも。それは、希望者への毎週水曜日に格安で提供されるマグロのお刺身。そもそも多賀城市のとなりにある塩竈市は、有数の生マグロ水揚量を誇る土地柄。ご利用者様にとっても、とてもなじみ深い食材です。まさに地域密着型の施設ならではの地産地消の取り組みは、ご利用者様にも大好評。またご家族からも、「自宅では毎週食べられない。うらやましい」といった声が聞かれるそうです。

3.11を乗り越えて、地域との絆をより確かなものに

多賀城・塩竈を中心とした二市三町の地域に根ざし、20年以上にわたって地域に密着した介護サービスを提供してきた多賀城苑。宮城県の沿岸部に位置しているだけに、6年前のいたましい東日本大震災では、大きな困難を経験しました。直接的な地震・津波による甚大な被害はまぬがれたものの、半壊した系列施設のご利用者様や介護が必要な地域のご老齢者を緊急的に受け入れ、スタッフの皆さんは奔走されたといいます。

現在では一般的になっているという自治体との臨時福祉協定も当時はなく、物資は不足し、また何よりスタッフの皆さん自身も被災し生活が困窮しているなかで、定員を上回るご高齢者をお世話しなければならなかったといいます。しかし、そうした難局を乗り越えたからこそ、ご利用者様やご家族、また地域社会との絆はいっそう強固なものとなってきました。

施設の方に今後の運営の方向性についておたずねしたところ、「地域密着型の施設として歩んできたので、引き続きそれを追求し、地域の方に選ばれ認められる施設であり続けたいです」と力強いお答えが。そうした理念を真摯につきつめるスタッフの皆さんの姿勢こそが、周囲からの信頼・評価につながっていると感じされられました。

私の施設のユニフォーム

 

PK391 爽やか&きちんと感のあるニットシャツ

多賀城苑でご採用いただいたのは、ネイビー×ホワイト基調のニットシャツ。ボタンダウン仕様もあいまって、清潔感と信頼感のあるデザインが、ご利用者様、ご家族の間でも好評です。また、スタッフの皆さんからは、吸汗速乾・防透といった素材の機能性や、メモ帳・PHSなどをいれても動作の邪魔にならない両脇ポケット、しゃがんでも背中が見えにくい長めの着丈設定など、快適性の面でも高い評価を得ています。

<商品特徴>ネイビー×ホワイトのニットシャツには、差し色としてピンクのパイピングが。さりげなくポイントとなっているので、男性も着用しやすく、優しい爽やかな印象を与えます。ネイビー以外にもピンク、サックス、ペールオレンジ、グレーの全5色展開。

レポート後日談

和のインテリアだけでなく、ご利用者様やスタッフの方が作られた飾りや絵も、施設の雰囲気を居心地のよい温かみあふれる空間にしていると感じました。ご利用者様のご要望を実現するために、皆さまで努力されているところにとても感銘を受けました。地域の介護サービスの中心として、これからもご利用者様本位の取り組みを期待しています。